グァラニー 〜時間がいっぱい


南米に住んでいた小学生時代をモチーフに、親子三代に渡る移住と帰国の物語を描いた神里の自伝的作品。
同じ日本語を話す日本人でありながら、同時に外国人でもあるという
日系人にスポットを当て(言葉の通じる)異文化のコミュニケーションを扱った。
神里が14才だった当時、酒鬼薔薇事件が起き国内が騒然とする中、
ほぼ同時期に起きた在ペルー大使公邸占拠事件が身近であったという視点から、テーマを設定した。

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photo© Kazuya Kato 2009

<上演データ>
『グァラニー 〜時間がいっぱい』 [初演] 2009/4/16(木)〜5/6(水・祝)
キレなかった14才♥りたーんず 参加作品  上演会場: [+]こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)
 あらすじ 

―私は今、町田駅前の喫茶店にいる。朝10時半、店内では男たちが新聞ばかりをひろげている。
若者の匂いもしない店内で私は十数年前のことを思い出していた。
サッと晴れた太陽、張りつく芝の緑、回るスプリンクラー。
私たち子どもも大人も日本人もパラグアイ人も入り乱れてサッカーボールを追う……初めての自主的な記憶……
(グァラニー・・・パラグアイ、ブラジルあたりの先住民族、およびパラグアイ通貨)

[作・演出] 神里雄大  [出演] 上田遥(ハイバイ) 宇田川千珠子(青年団) 菊島かずは 坂倉奈津子 高須賀千江子 寺田千晶 杉山圭一(北区つかこうへい劇団)
[上演時間] 70分


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