ヘアカットさん

第54回岸田國士戯曲賞最終候補ノミネート作品。
ネガティブな意味合いで使われることもある「身内」というテーマのもと、カラオケボックスという密室での友人同士のやりとりと、
髪の毛を切るとその髪の毛はゴミになってしまうという「自分」と「他人」について語る床屋の兄ちゃんの長台詞とが交じり合う作品。
「身内」とは何か?どこまでが身内なのか?(=自分と他人との違いはどこにあるのか)ということについてひたすら言及している。
2組の男女の話が徐々に入り混じり、1組の男女、あるいはひとりの女に集約されていく。


<上演データ>
『ヘアカットさん』 [作・演出] 神里雄大
[初演] 2009/10/16(金)〜25(日) 上演会場: [+]こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)
 ◇出演 内田慈 武谷公雄 折原アキラ 酒井和哉 坊薗初菜

[再演] 2011/3/5(土)・6(日) 上演会場:[+]鳥の劇場(鳥取県鳥取市)
 ◇出演 内田慈 武谷公雄 鷲尾英彰 酒井和哉 坊薗初菜

[上演時間] 70分


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