人々の生活におけるリズムを密かに守っている兄妹の話。
さまざまな人のリズムに関する悩みや問題を解決しながら、規則正しい生活とそれを逸脱することの快楽という、日常と非日常の狭間で揺れ動く生活を描く。
最初の30分はほとんどセリフのない日常を描いた淡々としたシーン。そこから、さまざまなエピソードが入り混じり、徐々に激しさを増していく。
クライマックスでは、それまでの葛藤から解き放たれた妹が、体力の限界を越えるような激しい動きと共に10分間の独白を続ける。
その姿は、観るものの心身を高揚させ、ある種の恍惚感を生み出す。


【あらすじ】
とある俳優に恋するショウコは、古風な一面をアピールしようと歌で告白することを決意する。
ショウコは友達の利頭夢子(りず ゆめこ)に歌の相談するが、夢子は実はリズム三兄妹の末っ子だった。 
一方、夢子の兄・利頭武(りず たけし)は、三兄妹が大ファンである国民的シンガー、
巣恋歌(すごい うた)のリズムが微妙に狂ってきたことに気づいていた……

<上演データ>
[作・演出] 神里雄大  [上演時間]90分

[初演] 2008/10/30(木)〜11/10(月) @こまばアゴラ劇場
[出演] 白神美央 内田慈 億土点(Power Doll Engine) 鷲尾英彰 坂倉奈津子 召田実子 西田夏奈子

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photo© 富貴塚悠太 2008

[再演]2010/2/27(土)〜3/2(火) @のげシャーレ
[出演] 宇田川千珠子(青年団) 中村真生(青年団) 鷲尾英彰 召田実子  橋口久男(三条会) 竹中香子 西田夏奈子

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photo© 細川浩伸 2010



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