演出メモ

創作についていろいろ書いてみようと思います。

初日をまえに(11/18)

明日はもう初日。
8月からリハーサル期間に入ったので、かれこれ3ヶ月半リハーサルを行ってきた。
ふだん、というかこれまでは長くても2ヶ月くらいで、平均すると1ヶ月半くらいだったと思うので、長かった。
今回はプレビュー公演をやる機会にも恵まれたので、その後の1ヶ月強はずいぶんじっくりと考えながら、いろんな可能性を考慮しながらやることができた。 それでもいまの時期はやっぱりぎりぎりになって、いろいろ悪戦苦闘しているし試行錯誤は続くのだけど。
この1年で、うちはスタッフに恵まれ、出演したいという俳優とも多く出会えることができたのだが、じゃあ今度は作品をつくる環境を整えたいという思いが強く、 いろいろなサポートをもらいながらそれを整備することを意識した。
その成果として、今回初日を迎えることができるのは、とても喜ばしいことで、いいことだ。

いまは劇場に入って、テクニカルなこと(照明とか音響とかのこと)を調整しながら準備をしている。
初日というのは、作品が世に出る初めての日なので誕生日で、なので特に感慨深いものがある。
大学生のころ、ぼくは少し舞台美術を担当したことがあって(いまもクレジットは「美術」となっているけど)、 ロシア人の演出家の舞台を作ったことがあるのだが、その演出家は初日の幕があくまえに、お祝いだと言って俳優たちにシャンパンを飲ませていた。
ぼくはそれはしないけど、でもそのくらいお祝いしたい気持ちで初日を控えている。
ちょっと感傷的な感じになっているのは、でも眠いから。だと思う。


次回は中入り後(24日くらい)になります。あくまで予定です。